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2021-09-11

ロンドンのトホホな話・第1弾:初めての海外で入国拒否される?

初めて訪れた未知の空港で一人別室に連れて行かれ、入国できなかったら・・・。

今日は、そんな恐怖のお話です。

「ロンドンのトホホな話」は、子連れ海外旅行での体験ではなく、2002年10月〜2003年1月に、大学3年生で語学留学をしたときの体験をもとに綴っています。ちょっと(かなり?)ネガティブな印象を与えてしまうかもしれませんが、このときの経験があったからこそ、気をつけなければならないポイントがわかり、子連れ旅行で楽しむことができています。楽しい時間を過ごすためにも、とても重要なポイントですので、ぜひ、怖からずに読んでください。あなたが、そしてあなたの大切なご家族が嫌な思いをしないためにも。

さて、私が初めて海外に行ったのは、家族旅行でも新婚旅行でもなく、大学3年生のときに大学を休学して自費で行った語学留学でした。それまで一度も日本の外に出たことはなく、いきなり3ヶ月のロンドン語学留学に一人で旅立ちました。

憧れのイギリス。香港で飛行機を乗り継ぎ、道中初めてのことだらけで緊張しながらも、無事、ヒースロー空港の入国審査までやってきました。長蛇の列に並び(これまでの経験上、1時間待ちは普通)、ついにやってきた自分の番。

ちゃんと聞き取れるかな?ちゃんと答えられるかな?

不安で心臓が飛び出しそうになるのをこらえて、いよいよ審査です。

Wht’s the purpose of your visit?(目的は?)

To study.(留学です)

たぶん、こんな感じです。

次から次へと質問があり、用意して行った語学学校の入国許可書と口座残高証明書も見せました。これで入国させてくれるだろうと思っていたら、なかなか通してくれない。とっとと通してよ〜。私の前の人までは、なんなくみんな通過していたのに。

でもなんだか様子が変。

そして、ついに、別室に連れて行かれてしまったのです。

何が何だかわからないけど、同じ部屋には他にも何人か待機させられていました。

取り調べられるわけでもなく、話しかけられるわけでもなく、ただただ部屋で待たされました。

私、なに悪いことしたんだろう?

どうして入れてくれないんだろう?

私、一体どうなっちゃうんだろう?

日本に返されちゃうのかな?

入国審査を終え、スーツケースを取ったら、出口にはお迎えが来ていることになっていました。

私がここに何時間もいることになったら、お迎えの人は帰っちゃうのかな?

そしたらどうやってホームステイ先まで行けばいいんだろう?

いろんなことがよぎりましたが、なんせ一人。この恐怖を共有できる人はいません。

もうダメなのかな・・・。どうしたらいいんだろう?おかあさ〜ん!

私には2時間にも3時間にも感じた待ち時間(実際、何時間待ったのかはパニックでよく覚えていません)。

泣きたくなるのもグッとこらえて待っていると係の人に呼び出されました。言われるがままについて行くと、そのまま通してくれました。

待機させられた理由はよくわからないけど、やっと入国できた・・・。

何があったのかは、いまだにわかりません。こんなところに障害が待ち受けているだなんて。

「すぐに来ない客なんて待ってあげないよ」と言わんばかりに、いつもなら勢いよくグルグルと回るベルトコンベアーはすでに停止し、静まり返った手荷物受け取り場に私のスーツケースはベルトから下ろされていて、ちょこんとたたずんでいました。ごめんよ、待たせて。

そしてそこには、スーツケースがないと探し回っている日本人の女の子が。大変なところに来てしまった……。

神様は、私たちお子ちゃまをちゃんと一人前にするべく、初日からしっかりと試練を与えてくれてたようです。

到着時間を大幅に超え、お迎えが本当に待ってくれているのか、またまた胃が痛くなりながら、ゲートをくぐると、遅かったねーと言いながらも、ちゃんとお迎えの方が待ってくれていました。

ホームステイ先についたのは夜中。待っていてくれたのは、ホームステイをしていたイタリア人の女の子。翌朝から始まる語学学校までの行き方を教えてくれて、長い長い1日が終わりました。

このときは、これから起こる更なる試練など全く知らずに。

これが私の海外初体験。

その後、仕事や家族旅行で何度も入国審査を経験していますが、私が入国審査で話しかけられたのは、このときと仕事でドイツに行った帰りに乗り継ぎで立ち寄ったヒースロー空港だけ。そう、またヒースロー。でもそのときは、一人でもちゃんとすんなり入れてくれましたよ(ホっ)。ヒースローでも家族みんな一緒のときは話しかけられることもなく、そのまま入国させてくれました。明らかに観光だよね、ということなのでしょうか。

だから、子連れ海外旅行では、心配することはないはず。私は、入国審査のときはどこの国でも、ちょっとでも感じ良く見えるように、パスポートを渡すときには ”Hello!” といい、戻されたときには ”Thank you.” と言うようにしています(いまだに恐怖心が消えていないのかも)。

怪しい人に見えたのかな……21歳の私。

私が引っかかったのは入国審査ですが、高城剛さんが『LIFE PACKING 2.1 未来を生きるためのモノと知恵』(2016年に出版)という本の中で、服装が与える税関審査の影響について、少し触れられています。

「服装かぁ。そういうところも気にするのか」と新たな視点に気付かされた一冊です。

この本、旅のプロ、高城さんの旅の必需品を知ることができる貴重な本で、2014年、2016年、そして2020年に出版されています。

より旅を快適にし、楽しむためのアイテムが満載!

そして思わず笑わずにはいられなかったのが、お札入れ。

衝撃です。こんな発想なかった……。

ネタバレになるので、これ以上は書きません。気になる方は、ぜひ読んでみてください。

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更なる試練。

それは、また次回。

ロンドン子連れ旅行に興味のある方は、こちらの記事もどうぞ。こちらは怖くないですよ……。ツアーはイヤ。自分だけの特別な旅行がしたい!という方に役に立つ情報が満載です。

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